
ステロイド剤を使っていても脱毛出来る?
今回はステロイド剤と脱毛についてお話していきます。まず、ステロイドについてご説明しておきます。
「ステロイド」は、人間の体の中にある副腎という組織から作られる副腎皮質ホルモンの事を指します。
もう少し簡単に言いますと、人間の体の中で作り出しているホルモンの事なんです。
そして、このホルモンは、薬の成分としても多用されている成分です。ステロイド剤という名称はあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
このステロイド剤は、アトピー性皮膚炎の治療を受けている方が皮膚に塗布する外用薬として知られています。その他の治療薬としては、リウマチの治療にも広く使われているものです。
このようにステロイド剤は、「副腎皮質ホルモン」と類似した働きをすることで知られている薬剤で、私たちの身近にある薬なんですね。
ステロイドについてのご説明はこの辺りにしておきますね。
今回のテーマは、ステロイド剤を使用している女性が脱毛サロンやクリニックで施術を受ける事が出来るのかと言う疑問にお応えしていきます。
今の日本国内では、ステロイド剤を使用している女性も多くいますので、そういう方たちが脱毛出来るの?という疑問を持っている人も少ないないので、この疑問にお応えしていこうと思います。
まずは、ステロイド剤が脱毛に与える影響からお話していきます。
ステロイド剤の影響
影響その①感染症になる恐れ
ステロイドを使用していると、免疫力が低下する事が知られています。
ですから、もし日常的にステロイドを服用している女性が脱毛の施術を受けるとステロイドを使用していない女性と比べると感染症を起こすリスクが高くなります。
また脱毛の施術を行っていると、通常よりも肌に刺激を受ける事になるので、その影響で肌荒れが起こりやすくなったり、元々肌荒れをする体質の女性であれば肌荒れが悪化する、また雑菌が入り込むことによって炎症を起こすなどのリスクが伴います。
影響その②色素沈着・火傷を起こす可能性がある
ステロイド剤は光を吸収しやすい性質があります。その性質が故に、脱毛時の光・レーザーに過剰に反応します。その結果、ヤケドしたり色素沈着を起こす可能性があります。
影響その③多毛化する可能性がある
ステロイド剤を使用していると、希に多毛化する場合があります。
湿布などの外用薬(塗り薬)の場合は、湿布を貼っている患部の毛が濃くなることがあります。
内服薬(飲み薬)を服用している場合は、脱毛している部位の全てに多毛化の症状が出るリスクもあります。
②継続使用する事によって火傷や色素沈着を起こすリスクと伴う
③希に多毛化するケースがある
脱毛サロンのステロイド剤への対応
多くの脱毛サロンでは、ステロイド剤を使用していると脱毛の施術は行ってくれません。
脱毛サロンによって対応は異なりますが、たとえば「内服薬は中止から1か月以上、外用薬は中止から2週間以上期間が空いていれば施術可能」などとサロン内で規則を作って対応しているサロンもあります。
ただ、脱毛のために勝手にステロイド剤の使用を中止するのは良くありません。あくまでも治療目的でステロイド材を使っているはずです。
治療が終わり、ステロイド剤が不要になってから脱毛を始めた方が良いでしょう。
またサロンによっては、ステロイド剤を使用していても「医師の許可があれば施術可能」な脱毛サロンもあります。
その際の具体的な対応ですが、脱毛サロンが指定している許可証等に通院しているドクターのサインをもらってくるなど、少々面倒な手続きが必要です。
通っているドクターに相談した上で、脱毛してもOKと言う許可を得る事が出来れば施術出来るという訳ですね。
医療脱毛のステロイド剤への対応
脱毛サロンに比べると、医療脱毛の方が寛容な対応をしているところが多いです。
医療脱毛の場合、ステロイド剤によるリスクを施術を受ける前に説明してくれます。
その上で、本人が了承すれば施術に応じてくれます。
クリニックが説明してくれるリスクというのは色素沈着を起こしやすいとか感染症になりやすいといったことですね。
上記で説明している通りです。施術をすれば、こんなリスクがありますという事をを許容できるのであれば、クリニックでの脱毛は可能です。
ただ、脱毛サロンにしろ医療脱毛であっても、アトピー性皮膚炎などで肌に炎症を起こしている状態では施術する事は出来ません。
肌がカサカサしている程度なら施術してもらえますが、完全に炎症を起こしている場合はまず肌を治してから脱毛の施術を受けましょう。
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